京丹後の日帰り旅:久美浜・網野・峰山
京丹後エリアの、1日または半日の旅の記録です。駅ごとに3つのエリアに分けました。
久美浜駅:豪商稲葉本家と如意寺
私は久美浜湾の細い砂州に住んでいて、いちばん近いスーパーは、ちょうど南の対岸の駅周辺にありました。
1つ目のスポットは「豪商稲葉本家」。お金持ちの家、というだけの場所で、すごく特別ではないけれど、退屈でもありません。印象に残ったのは2つの展示です。1つはお嫁入りのときのカゴ(嫁入り籠)で、座ってみることもできます。ものすごく小さくて狭くて、ひざを抱えるか正座するしかありません。昔の日本の女性の身長が140〜145センチだったとしても、やっぱりこう座るしかない! もう1つは、自由に弾ける日本の琴で、こういうのを見るのは初めてでした!!



2つ目のスポットは如意寺。草花や木がきれいに手入れされていて、心が静まります。帰りは門の前がちょうど久美浜湾に向いていて、最後の最後まで美しかったです。

網野駅
午前中に出かけて、電車で網野駅まで行き、40〜50分歩いて、お昼ごはんに藤原鮮魚店 uRashiMa でピザを食べて、そのあと1時間歩いて琴引浜に向かいました。
藤原鮮魚店 uRashiMa
一人で、網野のピザ屋さん「藤原鮮魚店 uRashiMa」に行きました。店主は2012年に「ナポリピッツァ世界選手権(Pizza Olympic)」の Fantasia(創作)部門で銀メダルを取った人です。
お店は小さくて、席は5〜6席くらい。その日は予約のお客さんもいましたが、運がよく、ひとつだけ残っていた席に座れました。ピザの種類はたくさんあって、定番の味のほかに、地元の食材や海の幸を使ったオリジナルのピザもあります。ハーフ&ハーフで頼めるので、一人でも2種類の味を食べられて、最高です!

前菜の盛り合わせは豪華で、運ばれる前に最後にオリーブオイルのようなものをかけていたと思います(忘れました)。それぞれ味はちがうのに、いくつも同じ油っぽい食感に当たって、ちょっと……邪魔かな? と思いました。とくに印象に残った前菜の1つは、砂糖でコーティングした揚げサツマイモのかけらで、台湾のスーパーで買える「勇伯地瓜酥」にそっくりでした。(あとでわざわざ地瓜酥を持ってきて日本の人に食べてもらったら、この食感のサツマイモのお菓子は初めてだったようです。)

全体としては、ものすごく感動するほどではありませんでしたが、間違いなくおいしいです。しかも、あまり伝統的で定番的なものではなく、どれも変奏された感じがあって、けっこうおすすめです!
一人で食べて5,000円くらいかかりました(ピザ+前菜の盛り合わせ+ソフトドリンク)。ちょっと痛い……笑
メモ
- 藤原鮮魚店 uRashiMa:11:30〜19:00、木曜定休(そのほかの休みはIGで確認)。ピザは2,500円前後。
- 網野駅から歩いて40分、またはバス4分+徒歩20分……
琴引浜
琴引浜は、鳴き砂の浜として知られる、国の天然記念物であり名勝です。いちご農園のオーナーの奥さんが、私が次に京丹後に行くと聞いたときに話してくれました。けっこう有名なはず、ですよね? なのに、観光客はどうして2、3人しかいないんだろう……?
uRashiMa から海までは、歩いて1時間(おすすめしません、すごく疲れます XD)。途中で、牧場が経営しているアイスクリーム屋さんで休みました(アイスは普通……。京丹後エリアでいちばんのおすすめは、同じく牧場から始まったいちばん有名な「Sora」です)。
海辺は風がものすごく強くて、砂が風に舞っていて、人もほとんどいなくて、ちょっとこわいくらいでした。立ち止まってよく聞いてみると、確かに砂がこすれあう「さらさら」という音がはっきり聞こえます。砂の75%が石英だから、こすれると音が出るそうです。そして、砂が体やカメラのレンズに当たるのも、すごく実感できました。
調べていて気づいたのですが、同じ場所のすぐ近くに「太鼓浜」というエリアもあって、力強く足を踏みしめると、岩盤と共鳴して太鼓を打つような「ドンドン」という音が響くそうです。(そのときは知らなくて行かなかったので、「そうです」としか言えません〜)
Google マップで、足湯(Open-Air-Bath)のランドマークを見つけました。キャンプ場の下あたり、木の階段のそばです。コンクリートで作った人工の池で、広さは1坪くらい。ごく質素で特別なところはなさそうですが、海を見ながら足をつけられることこそ、いちばんの特別です! 「海を見ながらお湯につかる」という実績を解除できます。かっこよすぎ〜
着いたとき、日本に住んでいる中年の外国人の方が3人、足をつけていて、この足湯は地元の人しか知らないと言っていました。帰りにバス停へ歩く途中、道ばたの柿をもいで、15分ほどバスに乗って網野駅に戻りました。速い、笑!
メモ
- 網野駅からバスで約15分、そのあと徒歩10分で着きます。
- 冬は営業していません。7〜8月は水着で入浴でき、そのほかの春と秋は足湯だけです。
峰山駅:コミュニティカフェ、金刀比羅神社、狛猫
峰山は、京丹後市でいちばん生活に必要なものが集まっているところです。午後に行って、まず「まちまち案内所」に行きました。コミュニティカフェのようで、みんなが交流する場所です。空間が広くて、昔は材木屋さんだったそうです。私は主に、市民発の「みんなの図書館」というしくみに興味がありました。お店ごとに企画も運営もかなりちがうので、時間があれば、いろんな事例を見に行っています。
ひととおり見たあと、もともとは地方創生の拠点「Roots(京丹後市未来チャレンジ交流センター)」にも行きたかったのですが、この空間の大部分は高校生向けのサービスで、玄関の前を3回もうろうろして、結局入る勇気が出ませんでした……!(すごく後悔! 半年後にまた来たのに、それでも行けませんでした QQ)
そのあと、金刀比羅神社に行って、近くでたこ焼きを食べて、日本で唯一の「狛猫」の石像を見に行きました。最後に、まちまち案内所に戻って早めの夕食を食べてから帰ることにして、料理を出してくれたスタッフさんとおしゃべりを始めました。料理のことをたくさん話して、Roots に入れなかったことや、お店の「一箱本棚オーナー制度」の話などをしました。その制度を企画した人が、いつか来ると教えてもらいました。

数日後、2回目に行ったとき、思いがけないことが起きました。それは別の記事に書いています:〈ワークエクスチェンジの寄り道:日本人といっしょに料理して、日本人に食べてもらう〉。
続きを読む:〈日本でワーキングホリデーの1年:出発前の準備、お金のこと、あまり働かない暮らし方〉(2026-08-31)
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